人工知能(AI)関連株を巡る熱狂は冷めつつあり、ソフトバンクグループ(SBG)が打撃を受けている。SBGの株価は10月末に付けたピークを44%下回る。25日は10%安で終えた。失った時価総額は1000億ドル(約15兆6000億円)余りに上る。このジェットコースターのような値動きは、AIに対する投資家心理の変化を反映している可能性が高い。中でも、SBGが今年310億ドル余りの投資を決めた米オープンAIに対する見方だ。チャットGPTの開発元であるオープンAIへの投資額が大きいことから、SBGは同社に対する見方を映すいわば指標となっている。オープンAIは業界の先駆者だが、利益は出していない。企業向けソフトウエア大手の米オラクルや米マイクロソフトと結んだ計算能力の契約5500億ドルをはじめ、多くの支出を賄えるのか疑問視されている。
ソフトバンクGの株価低迷、AI巡る投資家心理を反映か
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