米小売り大手ウォルマートが、新たに開発した買い物向け人工知能(AI)アシスタント「スパーキー(Sparky)」に広告を表示する試験を行っている。このようなチャット機能は買い物の方法を変革することが期待されており、今回の取り組みはその収益化につながる可能性もある。事情に詳しい複数の関係者によれば、世界最大の小売りチェーンである同社は、一部の広告主とともに新しい広告フォーマットを水面下で模索。その一つである「スポンサード・プロンプト(Sponsored Prompt)」と呼ばれる広告は、6月に同社のモバイルアプリに追加されたスパーキーで試験が行われたという。スパーキーは顧客レビューの要約、商品の比較、またさまざまな場面に適したアイテムの提案が可能で、チャットGPTのような機能を持つ。いわゆるエージェント型ショッピングが普及し始める中、ウォルマートにとっては小売業界での支配力を維持するための取り組みの一環となる。
米ウォルマート、AIアシスタントへの広告導入検討
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