米国で映画館に足を運ぶ確実な層が一つ残っている。そして彼らは自分たちだけでは映画を見に行けない。業界のターゲット層である子どもたちは11月下旬、それぞれ大ヒット作の続編である「ズートピア2」と「ウィキッド 永遠の約束」を映画館に見に行った。この2作品には、今やハリウッドの人気作には不可欠となった別の共通点もある。いずれの作品も、保護者の同伴が望ましいとされる「PG指定」だ。数十年にわたり、大金を生み出す映画は全て「PG-13指定」(13歳未満の鑑賞には保護者の注意が求められる作品)だった。これは史上最も成功した映画のレーティングであり、スーパーヒーロー作品や、「アバター」「アベンジャーズ」「スター・ウォーズ」の各シリーズ、「タイタニック」、「トップガン マーベリック」、「ジュラシック・パーク」やその続編、そして「007」から「バービー」に至るまで、あらゆる作品がこの指定を受けていた。
ハリウッド最強の観客は子供、PG映画がヒット連発
エンターテインメント業界は保護者を映画館に連れて行くキッズに依存
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