米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙と同紙インテリジェンス担当記者のジュリアン・バーンズ氏は、報道機関に対する国防総省の新たな規制が言論の自由とデュー・プロセス(適正手続き)の権利を侵害しているとして、トランプ政権を提訴した。被告とされたのは国防総省、ピート・ヘグセス国防長官、ショーン・パーネル国防総省報道官で、NYTは今年秋に制定されたこの方針は不合理で、国防総省当局者が気に入らない可能性のある言論を萎縮させるものだと主張している。国防総省は9月、取材を求める記者らに対し、軍の情報源とのコミュニケーションを制限する文書に署名するよう要求。多くの報道機関はそれについて、事前の許可なく機密情報やその他のセンシティブな情報を開示しないことに同意することを求めるものと受け止めた。このガイドラインはその後修正されたが、主要メディアは10月に出された最終的な内容を受け入れることに難色を示した。
NYタイムズ、メディア規制巡り米国防総省を提訴
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