就職のためだけに大学時代を使っていいのか
――なるほど。具体的にはどんなことをしたら大企業への就職が見えてくるのでしょうか。
びーやま：よく聞くのは早い段階からのインターンシップや業界研究です。やはり、何事も早めに動くことで得られるアドバンテージは大きいですから、就職で頑張りたいと思うのであれば、積極的に動くのがいいでしょう。
また、ほかにも就職がうまくいっている学生の特徴として資格試験やTOEICに力を入れている学生も多い印象です。
仮に、日東駒専で、多少学歴的には不利に見えたとしても英語が担当などの明確な武器があれば企業からすれば魅力的ですから、比較的有利に就活を進められるかと思います。
――よく理解できました。一方で、それだと就活のために大学生活を使うような印象も受けてしまうのですが、その点はいかがでしょうか。
びーやま：いい指摘ですね。おっしゃる通りで、このようなトレンドもあるので、就職のために大学生活を犠牲にしてしまう人は少なくありません。これについてはどうなのかなと個人的にも思います。大学は就職予備校ではないですからね。
なので、大学生にはしっかりと大学を楽しみつくしてほしいと思いますし、大学でちゃんと学びつくしたことによって、それが武器になり、いいところに就職できた人もたくさんいます。
どのやり方も正解不正解はありませんが、極端に就活に寄ることは避けてほしいなと思います。
――ちゃんと勉強したことが評価されるのはいいことですね。
びーやま：そうですよね。まさに学生の王道という感じがします。しかも、受験までの暗記型と違って、大学での学びは思考型ですから、楽しいと感じる瞬間も多いものです。せっかく猛勉強して入った大学なわけですから、楽しみつくしてほしいなと。
――ありがとうございました。大変勉強になりました。
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ（たまにポンコツ）で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。
高田ふーみん［協力］
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退（現役合格）。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。
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