米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の間で異例の意見対立が生じ、ドナルド・トランプ大統領が追加利下げを求める中、誰が政策決定の投票権を持つかに一段と注目が集まっている。連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバー12人のうち、毎年輪番制となっている連銀総裁4人が来年1月に交代する。新たに投票メンバーとなる4人のうち3人は、ここ数カ月でタカ派的な発言をしている。過度な利下げへの懸念を示し、今後はインフレがより大きな問題になるとみている。新メンバーについて知っておくべきことは以下の通り。クリーブランド連銀のベス・ハマック総裁は11月、追加利下げには懐疑的だと述べていた。2024年12月のFOMCでは0.25ポイントの利下げに反対票を投じた。