「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売中です。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。
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お悩み相談
「ぶっちゃけどこ以上の大学だったら社会は高学歴として認めてくれるのですか?」※1
高学歴はどこから?
――今回の相談者の気持ちはよくわかると言いますか、社会の指す「高学歴」とは一体どこから上を指すのでしょうか。びーやまさんのご意見をお聞かせください。
びーやま氏(以下:びーやま):むずかしい問題ですよね。人によっては「大卒」であるだけで高学歴だと考えるでしょうし、人によっては国公立大学卒と考えることもあります。そもそも高学歴かどうかなんか語るべきではないといった意見もあるでしょう。
ただ、今回の相談者の疑問に僕なりに答えるとすると、偏差値55あたり、いわゆる「日東駒専」あたりが高学歴かどうかのボーダーラインだと感じます。
――詳しくお聞かせください。
びーやま:今の時代は無数に大学がありますが、日東駒専以上の大学はまず教育レベルが高いです。どの大学にもかなりしっかりした先生たちが揃っており、満足のいく教育を受けることができるでしょう。
同時に、入試偏差値的にも55前後というのはちゃんと勉強しないと受からないレベルですので、高学歴と言っていいかと思います。
もちろん、日東駒専よりも上のMARCH以上を高学歴としたり、さらに上の早慶以上を高学歴とする考え方もありますが、それは高学歴というより「超高学歴」「超超高学歴」みたいな感じなのかなと。



