人生は思うようにいかないことばかり。
努力しても報われない日もある。
誰にも理解されず孤独を感じる夜もある。
それでも、人は小さな言葉で再び立ち上がることができる。
そんな「人生を豊かにしてくれる言葉」を集めたのが
『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)だ。
あなたの悩みをきっと解決してくれる言葉があるはず。
耳を澄ませて読んでほしい。

【前に進むための言葉】「どうせ無理」と、いつも始める前に諦めていませんか?Photo: Adobe Stock

結果を考える前に、一歩だけ動く

「やってみたい」と思っても、「どうせ無理」と口にしてしまうことはありませんか。
 挑戦する前から結果を決めつけ、一歩も踏み出せないまま終わってしまう。心の奥には本当はやってみたい気持ちがあるのに、その声を自分で押し殺してしまう。

 人は誰しも失敗を避けようとします。危険を回避するために脳は不安を大きくし、挑戦の前に「やめておけ」という声を響かせます。それは身を守るための自然な反応です。
 けれど、その声に従いすぎると、本当の願いまで閉じ込めてしまいます。

 実は、わたしが挑戦できるようになったのは、40代になってから。
 それまでは、自分がゼッタイにできると思える道だけを進んできました。
 無理しなくても入れる高校、無理しなくても入れる大学、地元で転勤がなく、休みが多くて始業時間が遅い企業への就職。

 そして、そこからは仕事をこなすだけの人生が20年続きました。挑戦しなかった20代、30代と、挑戦した40代を比べたとき、圧倒的に成長できたのは後者です。
 きっかけは事前準備もなく、何気なく始めた発信活動でした。

 不安は未来の保証がないから生まれます。「失敗したらどうしよう」と想像して、まだ起きてもいない未来に×印をつけてしまう。しかし、未来は挑戦した人にしか開かれません。動き出さなければ、新しい景色には出会えないのです。

 大切なのは、結果を考える前に「一歩だけ動くこと」。完璧な答えを持っていなくてもかまいません。小さくても行動することで、景色は必ず変わります。「意外とできる」「思ったより続けられる」。そんな小さな実感が、次の勇気を育てていきます。

「無理」という言葉は、自分の未来を狭めます。やってもいないことに印をつけて、可能性を自ら閉ざしてしまう。未来を動かすのは「できない理由」ではなく、「まずやってみる」という小さな勇気です。

 やらなければ未来は変わらない。でも、動いた瞬間から未来は確実に変わり始めます。

無理かどうかは
挑んだ人にだけわかるもの

※本稿は、『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)より一部を抜粋・編集したものです。