地元に残る以外の未来も一度は考える
――よく理解できました。就活などはどうなのでしょうか。
びーやま：地元での就職なら選びたい放題なのが地方国公立でしょう。地元企業の評価も高いのがほとんどですから、就活難ということはないと思います。
ただ、東京や大阪などの都会では先ほどのような認識なので、簡単に大企業に入れるわけではありません。もちろん、基礎学力などは国公立大学であることからある程度保証されているため、書類で落ちまくるということはないですが、内定までラクにいけるということもありません。
――なるほど。都会で就職するならそれなりの対策が必要なわけですね。
びーやま：そういうことです。
加えて、地方から東京で就活をする場合は移動時間や交通費もネックになってきますから、そこにも注意が必要です。東京にいられる時間が短いために、どうしても情報格差が生まれやすいですから、そういったことも含めて早めに戦略を練るのが大事でしょう。
――そう聞くと大学選びから将来の選択肢が変わってくるような気がしますね。
びーやま：その通りです。なので、受験生には将来的に東京などの都会に出てみる気があるのかどうかなども含めて進路を検討してほしいと思います。
都会と地方に優劣など当然ありませんが、「やっぱり都会に出たい」となったときにチャンスが少ないのは本当にもったいないですから、今の地元に残るだけの未来ではなく、都会に出る未来や世界に出る未来など、多くの可能性を一度は考えてみてほしいです。
――ありがとうございました。大変勉強になりました。
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ（たまにポンコツ）で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。
高田ふーみん［協力］
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退（現役合格）。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。
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