ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は23日、和平合意に向けた一環として、東部ドネツク地方から軍を撤退させ、非武装の自由経済区を設置する用意があるとした上で、ロシアが支配地域から同様の撤退措置を取ることが条件だと述べた。ゼレンスキー氏は記者団に対し、この提案と20項目からなる計画の他の部分を国民投票にかけると述べた。ドネツクを含む東部ドンバス地域では激しい戦闘が続いている。同地域を巡る領土争いは、米国が関与して起草された最新の紛争終結計画における主要な障害の一つとなっている。ウクライナ政府は、この地域の要塞(ようさい)化した陣地を放棄すれば、ロシアがさらなる攻撃を仕掛けやすくなりかねないことを懸念している。
ゼレンスキー氏、ウクライナ東部の非武装地帯設置を提案
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