優秀なテック起業家と同様に、ニック・ドブロシンスキー氏は自身のスタートアップのために朝早くから夜遅くまで働いている。しかし、この起業家にはあまり選択の余地がない。午前8時から午後2時55分までは高校に通っているからだ。彼は15歳だ。米ワシントン州サマミッシュに住む高校2年生のドブロシンスキー氏は「8年生(中学2年に相当)の終わり頃、何かビジネスを始めたいと思った。人工知能(AI)で解決できる問題は何かを長い間考えていた」と語る。同氏は金融業界で働く母親から市場調査の助言を、また大手テック企業でAI関連の仕事をしている父親からは初期の技術指導を受け、AIモデルを使って中小型の上場企業に関するリポートを生成するというアイデアを思いついた。その結果生まれたのが、AIベースの金融調査プラットフォーム「ビヨンドSPX」だ。
ティーンのAI起業家、米で続々誕生
AIでソフトウエアを開発し、ソーシャルメディアも活用
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