ついに日経平均が7万円を突破した。だが、中東情勢の混乱など不透明感は極まりない。一体全体、これからの資産戦略をどうすればいいのか? そんな時にうってつけの本がある。「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING』とその続編『THE WEALTH LADDER 富の階段』だ。今回は、令和のベストセラー『お金の大学』両学長にも大絶賛されている『THE WEALTH LADDER ウェルス・ラダー』についてライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【金運爆上がりカーブ】三流は「お金で幸せを買おうとする」。では一流はどう思考する?Photo: Adobe Stock

ある程度の収入に達すると
不思議なことが起こる!

お金さえあれば、人生は変わる。
そう信じて、必死に働いてきた人は多い。

実際、収入が増えれば生活はラクになる。
欲しかったものが買え、我慢していたことができるようになる。

このように、お金が増えることで選択肢は広がっていく。
でも、ある程度の収入に達すると、不思議なことが起こる。

楽しみだった高級レストランでの食事は、慣れればただの日常になる。
憧れのタワマンに引っ越しても、その景色にすぐ飽きてしまう。

お金で買った幸せは、驚くほど短命なのだ。

「もっと稼げば」
「もっとお金があれば」
――そう思い続けて、何か大切なものを見すごしていないだろうか?

『ウェルス・ラダー』の教えとは?

名著『JUST KEEP BUYING』の続編で、14か国以上で翻訳されている世界的ベストセラー『THE WEALTH LADDER 富の階段』の著者ニック・マジューリはこう述べている。

人は裕福になってようやく、人生最大の喜びの多くにお金はかからないと気づく。
――『THE WEALTH LADDER 富の階段』(P.368)より

お金に追われている間は、どれだけ稼いでも、本当の豊かさにはたどり着けない。

本書によると、人がお金ばかり追いかけてしまう理由は、お金が「測りやすい」からだという。
しかし、本当に大切なものは「測れないもの」の中にある。

朝のコーヒーの香り、友人とのなにげない会話。
こうした日常の瞬間にこそ、本当の豊かさがある。

「三流・二流」と「一流」を
決定的に分けるもの

三流は「お金で幸せを買おうとし」、二流は「お金で自由を買おうとする」。
そして、一流は「お金がかからない喜びに気づくために資産を築く」のだ。

一流が目指すのは、お金の心配から解放された状態
十分な資産があれば、日々の些細なことに目を向ける余裕が生まれる。

お金を気にせず生きられる状態をつくることで、
初めて人生の本質的な豊かさに目が向くようになるのだ。

本書を読んで気づいたのは、
「お金がかからない喜び」の存在を知ることが、
人生の舵取りを大きく変える
ということ。

お金を稼ぐことに全力を注ぐのは間違いではない。
でも、その先に何があるのかを知らないまま走り続けると、
気づいたときには取り返しのつかない時間を失っている

富を築いた先にある「本当のゴール」とは、
お金に縛られない心の余裕を手に入れ、
日常の小さな幸せに気づける自分になることだ。

この視点を持って資産を築けば、
お金を追いかける過程そのものが、
より豊かなものになっていくだろう。

(本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する特別投稿です。)