男女のビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

仕事を依頼した部下から期待ハズレの成果物が提出された……。上司である皆さんの中にはそんな経験がある人もいるかもしれない。依頼内容はきちんと理解できていたはずなのに、なぜアウトプットでズレが生じてしまうのか。またそれを防ぐにはどうすればいいのか。ポイントを解説する。(ギックス共同創業者 田中耕比古)

「最初は合っていた」はずなのに
アウトプットがズレるのはなぜ?

 部下に資料作成を頼んで数日が経ち、「できました」と送られてきたものが、思っていたものと全然違う……。

 そういう経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 期待とのズレは、どのようにして起こるのか。それは、次の3パターンに大別できます。

1.最初から間違っていた(依頼内容を正しく理解できていなかった)

2.最初は正しかったが、途中で違う方向に行ってしまった

3.方向は正しいが、細かいところにハマってしまい、全体感を見失ってしまった

 最初から間違っていた場合は、依頼した時点でズレが生じているわけですから、依頼者であるあなたにも問題があったと考える必要がありそうです。

 相手の理解度に不安があった場合は、依頼したタイミングで「ちゃんと理解できた?」という通り一遍の確認を行うのみならず、「自分の言葉で説明してみて」とかいうふうに促して、問題ないかどうかチェックしておくべきだったといえるでしょう。

 しかしながら、多くの場合は、「最初は理解していたのに、アウトプットが期待外れだった」というケースになると思います。

 今回は、そうした状況、つまり、先述のパターン2と3について考えていきます。