マナー本を読むだけでは、
「気配り」は身につかない?
私は、大手3大広告代理店に勤める現役サラリーマン(営業マン)です。
広告代理店の営業マンは、広告媒体(テレビ・ラジオ・新聞雑誌などのメディア)とクライアント(広告主)の間に入って、仲介をします。
また、社内の制作部やマーケティング部など、部門間の調整を図ることも大事な仕事です。
人間関係を円滑にする橋渡し。それが、広告代理店の営業マンです。何よりも「気配り」が求められる職場と言えるでしょう。
入社当時の私は、「気配り」の意味がわからず、たくさんの失敗を重ねました。
いつでも、自分を主張してばかり。まわりに「気を配る」ことをしていなかった私は、社内でも社外でも孤立していた時期があります。
そこで、「気配り営業」を身につけようと「ビジネスマナー」について書かれた本を読みあさりました。100冊以上、読んだと思います。ですが、本を読むだけでは、
「どうすれば気配りが身につくのか」
そのヒントは見つかりませんでした。
マナー本に書かれてあるのは、あくまでも「一般教養」や「知識」であり、「実践的ではなかった」からです。
そこで私は、「気配り」という、あいまいで、とらえどころがなくて、目に見えくいものを「具体的」に明らかにしたいと考えました。
そして、自らの失敗の経験を踏まえながら、
「気配りの正解」を体系化
したのです。