米国は、シリアに駐留する米軍兵士約1000人全員を撤収させるプロセスを進めている。米当局者3人が明らかにした。10年に及んだシリアでの軍事作戦が終了することになる。当局者2人によると、米軍は2月に入り、シリア・ヨルダン・イラクの国境に位置する戦略的拠点のアルタンフ駐屯地と、シリア北東部のシャダディ基地からの撤退をすでに完了した。今後2カ月かけて、残りの米軍拠点からも撤退する方針だという。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は1月、米国がシリアからの完全撤退を検討していると報じていた。当局者らによると、米軍の完全撤退は、イランとの核交渉が決裂した場合の対イラン攻撃に備え、現在中東に展開している海軍および空軍部隊の配備とは無関係だ。イランは、米国が空爆を仕掛ければ、中東地域の米軍に報復すると警告している。