小宮一慶の週末経営塾写真はイメージです Photo:PIXTA

昇進を考える上では成果は無視できません。しかし、成果さえ出していれば、出世できるというわけでもありません。成果が出ているのに出世できない人に欠けている資質とは何なのでしょうか。(小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶)

マネジメント能力は
仕事の能力とは別の資質

 年度の変わり目になると、異動や昇格の人事が増えてきます。

 この時期になると、「ある程度仕事はできるのに上に上がれない人」と「着実に出世していく人」が自然と見えてきます。これは印象の問題ではありません。

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 人事評価には一定の判断基準があります。大きく分けると「成果・人望・将来性」の三つです。

 パフォーマンスが出ていなければ昇進はありません。どんなに人柄がよく、部下に慕われていても、成果がなければ上には上がれません。

 ここでいうパフォーマンスとは、本人のそれまでに与えられている仕事ぶりです。管理職の場合には、それに加えてチームとしてのパフォーマンスです。個人として優秀でも、チームとして成果が出ていなければ評価は上がりません。

 優秀なプレーヤーを管理職にした途端、組織の成果が落ちることがあります。逆に、個人の成績は目立たなくても、マネジャーになるとチームの業績が伸びる人もいます。マネジメント能力は個人の仕事における能力とは別の資質なのです。