写真はイメージです Photo:PIXTA
終身雇用の崩壊で、大企業から中小企業への転職も珍しくなくなってきました。しかし、これまでの経験を生かし、中小企業でも活躍する人がいる一方で、期待された成果を出せない人もいます。その差はどこにあるのでしょうか。(小宮コンサルタンツ代表 小宮一慶)
中小企業ではイマイチ活躍できない
大企業出身者の特徴とは?
中小企業の経営者から、「大企業で管理職や役職を経験してきた人材を採用する際、どのような点に注意すべきでしょうか」という相談を受けることがあります。大企業出身者の採用は、人材選びの中でも慎重な判断が求められるテーマです。
小宮一慶小宮コンサルタンツ代表
期待と実態の間にズレが生じた場合、その影響が担当業務にとどまらず、組織運営や経営判断全体に及ぶことがあるためです。大企業出身という経歴そのものが、必ずしも中小企業での活躍を保証するわけではありません。
大企業出身者の中には、会社の「看板」や「仕組み」によって得られた成果を、自身の実力と同一視してしまう人が少なからず存在します。新規事業などをやっていたのなら別ですが、9割以上出来上がった仕組みである程度の結果を出せていたとしても、本当の実力は分かりません。
大企業は、ヒト・モノ・カネが比較的充実しており、業務フローも整備され、ブランドによる信用力もあります。大企業という環境で積み上げてきた成果と、個人の仕事力とは、必ずしも同義ではありません。また、ある程度「待ち」の姿勢でいてもほどほどの仕事はこなせます。







