人工知能(AI)新興企業のサーバルは昨年12月、ベンチャーキャピタル(VC)大手セコイア・キャピタルと非公開の資金調達契約を締結した際、企業価値は4億ドル(約620億円)未満と評価された。同社はその数日後に新たな資金調達ラウンドを行い、次のマイルストーンの達成を発表した。新ラウンドでは評価額が10億ドルを突破し、「ユニコーン」企業(評価額10億ドル以上の未上場新興企業)としての地位を獲得した。サーバルの企業価値が1週間足らずで6億ドルも急増したのは、ここ数カ月間でスタートアップやトップクラスのVCの間で広まっている資金調達戦略の一例だ。スタートアップ企業は、ある時点で主要投資家に自社株を売却し、その直後あるいは同時期に、はるかに高い評価額で他の出資者に株式を売却する。