「なんでも続けられる人」「すぐにやめちゃう人」を分ける、たった1つの差とは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
Photo: Adobe Stock
「なんでも続けられる人」「すぐにやめちゃう人」
世の中には、不思議なほど物事を続けられる人がいます。
毎日勉強する。
習慣的に運動する。
長期的なプロジェクトにも粘り強く取り組む。
一方で、最初はやる気があっても、すぐにやめてしまう人もいる。
この違いはどこから生まれるのでしょうか。
『ゆるストイック』という本では、その差を「思考の使い方」にあると説明しています。
まず一つ目は感性や感情に基づく「直感的な思考」です。
右脳に関連するこの思考は、瞬時に素早く答えを出せるのが強みですが、多くのエネルギーを消耗するため、頻繁に使うと疲れやすく、精神的な負担が大きくなります。
意志力も本能的な思考に深く関わっているため、使いすぎると燃え尽きやすく、うつやストレス障害のリスクも高まります。
――『ゆるストイック』より
多くの人は、「続けること」を気合いや意志力で乗り切ろうとします。
しかし、これは長くは続きません。なぜなら、意志力はエネルギー消費が激しいからです。
続く人は「燃費のいい思考」を使う
本書は、もう一つの思考のタイプについて説明します。
左脳的なアプローチに近く、精神の消耗が少なく持続しやすい特徴があります。つまり燃費がいいのです。
ただ、瞬発力が求められる場面には向いていません。
――『ゆるストイック』より
ここがポイントです。
すぐにやめてしまう人は、「直感」と「意志」で続けようとする。
続けられる人は、「理性」と「仕組み」で続けている。
気分に左右される行動は続きません。
ルールや習慣に組み込まれた行動は続きます。
意志力は「ここぞ」というときに使う
では、具体的にどうすればいいのか。『ゆるストイック』はこうまとめています。
「意志力と直感」は重要な局面だけで発揮し、日々のルーティンや新しい挑戦は「理性と習慣」のほうに委ねることです。そうすることで、何事も無理なく続けやすくなります。
たとえば、毎日の運動や仕事のスケジュールだけでなく、新たな活動や学びを日常的な習慣として取り入れることで、意志力の消耗を抑えつつも自己成長を図ることができます。
これにより、エネルギーを効率よく活用し、少しずつ成長し続ける「ゆるストイック」のスタイルが実現できるのです。
――『ゆるストイック』より
つまり、意志力は「緊急用」。
日常の行動は「習慣」に任せる。
たった1つの差
「続く人」と「続かない人」の差は、能力ではありません。
気合いで続けようとするか。
仕組みで続けるか。
ゆるストイックとは、無理をしないことではありません。
意志力を節約しながら、長く続く方法を選ぶことです。
続く人は、自分のエネルギーの使い方を知っています。
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)は9.5万部を突破した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86をスタートさせた。








