「30代後半で燃え尽きしてしまった人」が再びやる気を取り戻す方法・ベスト1とは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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30代後半で燃え尽きしてしまった人
30代後半になると、「燃え尽き」を感じる人が増えます。
仕事の経験も積み、責任も増えた。それなのに、以前のような勢いが出ない。新しい挑戦にも、なぜか腰が重くなる。
これは気合いの問題ではありません。
『ゆるストイック』という本は、その原因を「脳の変化」にあると説明しています。
しかし、この特徴を理解して対策を取ることができます。
その方法の一つが、「意志」ではなく「習慣」の力を借りることです。
意志力には限界があり、使いすぎると枯渇してしまうことが研究でも明らかになっています。
――『ゆるストイック』より
つまり、30代後半で「やる気が出ない」のは自然な現象なのです。
脳の構造上、若い頃のように勢いで新しいことに飛び込むのが難しくなる。
ここで無理に意志力に頼ると、さらに疲弊してしまいます。
意志力は「MP」である
本書は、意志力をゲームのMPにたとえています。
特に逆境から這い上がった人ほどその力を使い果たし、心身が疲れ切ってしまうケースが少なくありません。
そのため、意志の力を節約し、できるだけ多くの行動を「習慣化」することが長続きのカギとなります。
――『ゆるストイック』より
燃え尽きる人ほど、過去に頑張りすぎている。
努力で壁を突破してきた人ほど、意志力を大量に消費しています。
その結果、MPが空になる。
そして「もう頑張れない」という状態になるのです。
新しい挑戦を「習慣」にする
では、どうすれば再び動き出せるのでしょうか。
『ゆるストイック』は、次のように提案します。
日常的に小さな新しいことに触れる、または学習の時間をあらかじめルーティンに組み込むと、新しい挑戦への心理的なハードルが下がります。
これにより、新たな学びや変化への適応が自然とできるようになり、成長を継続できるようになります。
――『ゆるストイック』より
ポイントは、「小さく始める」ことです。
毎日10分の学習。
新しいツールを触る時間。
小さな実験を一つ試す。
こうした行動をルーティンにすると、挑戦は努力ではなく日常になります。
ベスト1は「挑戦を習慣にすること」
30代後半で燃え尽きた人がやるべきこと。
それは、やる気を取り戻すことではありません。
「新しいことを試す習慣」を作ることです。
意志で動くと続かない。
習慣で動けば続く。
ゆるストイックとは、気合いで自分を奮い立たせることではありません。
仕組みで自分を動かすことです。
やる気は、行動のあとからついてきます。
まずは、習慣から作り直すことです。
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)は9.5万部を突破した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86をスタートさせた。








