通知、ニュース、動画、予定――落ち着かない原因は「刺激の多さ」かもしれません。あなたは今日、何を“入れない”選択をしますか。
IVEチャン・ウォニョン氏や俳優ハ・ソクジン氏の愛読書と話題となり、韓国で262刷、60万部を超え、「哲学ブーム」の火付け役となった書籍『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』をもとに解説します。

食事を節制すれば健康になるように、外からの刺激を減らすことで心の平穏が得られるのだ。

静かな1日を過ごす

食事を節制すれば健康になるように、
外からの刺激を減らすことで心の平穏が得られるのだ。

――『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』より

心が落ち着かないとき、原因は出来事そのものより「刺激の多さ」にあることが多い。

通知、ニュース、動画、会話、予定。

外の情報が多いほど、注意は散り、気持ちは揺れやすくなる。

だから、足すより減らす。

刺激を減らすのは、世界から逃げることではない。

自分の心を守るために、入ってくる量を調整するだけだ。

まず、静かな時間を一日のどこかに置く。

短くてもいい。

音を止めて、呼吸を整え、いまの気分を一行で書く。

次に、見なくていいものを減らす。

疲れる情報や、比べたくなる投稿から距離をとる。

予定も詰め込みすぎず、余白を先に確保する。

人間関係も同じで、丁重さと礼儀を保ちながら、少し距離を取る。

近づきすぎないほうが、穏やかに続くことも多い。

刺激を減らすと、最初は退屈に感じるかもしれない。

でもその退屈は、心が静かさに戻る途中の合図だ。

静けさが戻ると、考えは深くなり、小さな喜びに気づきやすくなる。

平穏は、どこかから与えられるものではない。

自分で「入れる量」を減らしたときに、自然と生まれてくる。

(本記事は『求めない練習 絶望の哲学者ショーペンハウアーの幸福論』をもとに作成しました)