中東地域での戦争は、米軍を再びイラクでの戦闘に引きずり戻している。戦う相手はイランから支援を受ける民兵組織で、20年前も首都バグダッドで衝突した旧敵として知られる。イラクの複数の民兵組織は今回の戦争開始以降、ドローンやロケットを使った小規模な攻撃を十数回実施し、イラン政府への支持を示してきた。攻撃の標的には、イラク北部の米軍基地や領事館、さらにバグダッド国際空港内にある国務省の施設などが含まれる。7日にはバグダッドにある在イラク米大使館がロケット攻撃の標的となり、イラクのムハンマド・スダニ首相は「反逆組織」による「テロ行為」だったと述べている。一方で米政府は8日、これら民兵組織への攻撃を継続しているとし、イランとの戦争が隣国イラクへ拡大していること、また米軍が再びこの地域に引き戻されていることを認めた。米軍は2003年のイラク侵攻でサダム・フセイン大統領を追放した後、同国で何年にもわたって反政府勢力と戦い、多大な犠牲を払ってきた。