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「3DプリンタよりもCNCルータがクール」
――米Make誌編集長が描くメイカームーブメントの将来像

大原雄介
【第90回】 2013年7月10日
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――2010年にはバカンスで日本にいらしてると思うのですが、日本をどう思われますか?

MF 私は日本が大好きです。日本の文化は私には非常に興味深い。特にデザインの原理に関心があります。なぜ私が日本のデザインの原理を学び始めたかというと、それは特に西洋文化にとって非常に役に立つからです。また、興味深い天然素材も非常に多い。Make誌でも、日本にインスパイアされた多くのプロジェクトや、日本風の工具箱を取り上げたことがあります。

――では日本人についてはいかがでしょう?

MF 過去6年、日本の人たちと付き合ってきたけど、日本的な意思疎通の方法は非常に面白いです。アメリカの意思疎通は言ってみればピンポンみたいなもので、一方日本のそれは、ボーリングみたいですね。まずストーリーができて、次いで向いた方向でコミュニケーションが行なわれるという感じで。

――今まで一番印象に残ったメイカーは?

MF リンゼイ・ローラーのキリンロボットかな。メイカーフェアはもう8年になりますが、彼は毎年キリンロボットを出展していて、しかも毎年改良が加わっています。もう彼はキリンロボットに人生を捧げている(笑)。今年、彼はご機嫌なサウンドを鳴らしながら会場内をキリンで歩き回った。今年は何が変わってて、来年は何を変えるのか、いつも楽しみにしている。今年、彼は首にクレーンを使っていました。来年は首が本物のキリンなみに動くようになるかもしれない。蛇みたいにね。面白いのは、リンゼイ自身は見るたびに歳をとっているのに、キリンは毎年若返ってることだね(笑)

――最後に、ダイヤモンド・オンラインの読者に一言お願いします。

MF もしあなたがメイカームーブメントに興味を持って、そこに参加したいと思ったら、まずは小さいところから始めて欲しい。そこから進歩して、どんどん大きなものが作れるようになる。常に高いレベルを目指して自分に挑戦すること。ただしとにかく最初は小さいところから。小さな勝利が次に繋がります。"ステイ・スモール"を常に忘れずに。

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