「これ、時間あるときでいいから、お願い」
――上司や先輩から、こう声をかけられたとき。あなたは何と返しているだろうか。実はこの“とっさの一言”こそが、半年後にあなたが「任せられる人」になれるかどうかを決定づけている。新卒からITコンサルタントとして20年、数百人の若手・中堅を見てきた著者の話題書『ゼロからスタートする人のための6か月で結果を出す仕事術』では、デキる人がこの場面で「絶対に口にしない言葉」を明かしている。
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三流は「わかりました、すぐやります!」
頼まれた瞬間、反射的に「すぐやります」「了解です」と返してしまう人は多い。
一見、感じがよく、頼られそうに見える。
しかし著者は、これを“最も信頼を失う返事”だと指摘する。
なぜか。
それは、「すぐ」が双方にとってまったく違うタイミングを意味してしまうからだ。
この言葉を、そのまま受け取ってはいけません。
なぜなら、相手の中には必ず期待するタイミングがあるからです。
それが「今すぐなのか」「今日中なのか」「今週中なのか」こちらにはわからない。
そして怖いのは、期待を外した事実だけが静かに残ることです。
――『ゼロからスタートする人のための6か月で結果を出す仕事術』より
つまり、「すぐやります」と元気よく返した瞬間、相手は勝手にあるタイミングをイメージする。
そして、そこから少しでもズレた瞬間に「この人、いつ終わるかわからない」というレッテルが、本人の知らないところで貼られていく――というわけだ。
二流は「明日中にやります」
少し慣れたビジネスパーソンは、こう返す。
「◯日までにやりますね」と、自分で期限を切ってみる。
これは三流より格段に良い。
少なくとも、自分の側で見える化はできている。
しかし、それでもまだ“二流”だと著者は言う。
なぜなら、この期限が「相手の期待」と合致しているかは、まったく検証されていないから。
相手の頭の中では「今日中」だったのに、自分は「3日後」だと宣言してしまったら、それはそれで信頼を損なう。
一流は、まず聞き返す
著者が紹介する一流の動きは、こうだ。
「いつまでにやればいいですか?」
このたった一言を、必ず最初に聞く。
聞きづらいなら、こうリフレーミングする――
「今、ほかにAとBを抱えているので、◯日までに仕上げる形でも大丈夫ですか?」と。
著者は、これを「信頼の話」だと言い切っている。
納期とは、スケジュール管理の話ではない。
「早いかどうか」ではなく、「相手が考えた予定通りに終わるか」
――多くの職場で評価されているのは、この一点だけなのだ。
“小さな宣言”が、半年後の評価を変える
著者は、こんな小さな積み重ねを推奨している。
10分で終わる作業 → その場でやり切る
期限があいまい → 自分から期限を宣言する
宣言した期限 → 必ず守る
地味だが、この3つを徹底するだけで、「この人に頼めば必ず終わる」という安心感が生まれる。
そして著者は断言する。
「小さな作業に納期を設定できない人に、大きな仕事が任されることはない」――と。
明日、誰かに「これ、お願い」と言われたとき。
反射的に「すぐやります」と返す前に、3秒考えて、「いつまでですか?」と聞き返してみてほしい。
たったそれだけで、半年後のあなたの立ち位置は、確実に変わる。
(本記事は、書籍『ゼロからスタートする人のための6か月で結果を出す仕事術』を元に作成したものです)








