◆多忙な会社員はいかにして「投資の羅針盤」を手にしたか?
育休中に株式投資を本格開始し、わずか2年で資産1億円を築き上げた現役ママ投資家・ちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』。子育てや仕事と両立しながら、どうやって株で稼ぐのか? 株式投資を始めたきっかけから、大きな損失を乗り越え、億り人に到達するまでの試行錯誤、資産4億円超を築き上げた考え方や具体的な投資手法までわかりやすく解説!
イラスト 鳩 さんわ
独学で勝つための情報収集術
初心者がまとまった資金を手にした時、勢いのまま市場に飛び込むのは非常に危険です。ママ投資家・ちょる子さんは、保有株の売却で手にした1584万円という大金を守り、さらに増やすため、独自のルールで本格的な投資の勉強をスタートさせました。
多忙な会社員(MR)であった彼女がいかにして投資の基礎を築いたのか、その実践的なプロセスには、すべての個人投資家が参考にすべきノウハウが詰まっています。
複数メディアの交差検証と
買わずに「ウォッチ」する忍耐力
ちょる子さんが最初に行ったのは、『ダイヤモンドZAi』や『日経マネー』といった複数のマネー誌を読み比べることでした。そして、双方の雑誌で共通して「買い」と推奨されていた銘柄(東京エレクトロンや川崎重工業など)をリストアップしたのです。
ここで注目すべきノウハウは、リストアップ後すぐに資金を投入せず、日々の値動きをひたすら追いかける「ウォッチ(監視)」に徹した点です。複数の情報源を掛け合わせて銘柄の確度を高め、まずは相場の波を観察して値動きの癖を掴む。
この「待つ力」と「観察眼」を養うことこそが、初心者が陥りがちな高値掴みを防ぐ最強のリスク管理となります。
本業の忙しさを言い訳にしない
良質な情報のインプット
当時、彼女はMRとして第一線で働いており、会社からの帰宅は夜21時を過ぎる過酷な毎日でした。それでもクタクタになりながら、YouTubeの投資系チャンネルなどを活用して基礎知識を吸収し続けました。
情報が溢れかえる現代において、本業が忙しい兼業投資家はどうしても効率を求めがちです。しかし、疲れた状態でも理解しやすい動画コンテンツなどをうまく活用し、毎日少しずつでも相場や経済の話題に触れ続ける「習慣化」が、長期的な投資スキルの土台を作ります。
足を運んで一次情報に触れ
自分の「血肉」に変える
さらに彼女の素晴らしい点は、休日に東京ビッグサイトなどで開催される個人投資家フェアに自ら足を運んだ行動力です。著名な投資家たちから「マクロ経済」や「相場の読み方」など、最前線の知見を直接学びました。
そして、ただ話を聞いて満足するのではなく、必死にメモを取り、帰宅後に情報を整理して自分の「血肉」へと昇華させました。ネット上の二次情報だけでなく、自ら動いて熱量のある一次情報を取りに行き、自分の頭で咀嚼するプロセスこそが、独学による投資の精度を劇的に高めるのです。
圧倒的な努力で「投資の羅針盤」を手にした彼女の姿勢は、不確実な相場に挑む個人投資家にとって大きな道標となるはずです。
※本稿は『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。



