◆暴落時にパニック売りはダメ! 暴落時に2000万円を投じたワケ
育休中に株式投資を本格開始し、わずか2年で資産1億円を築き上げた現役ママ投資家・ちょる子著『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』。子育てや仕事と両立しながら、どうやって株で稼ぐのか? 株式投資を始めたきっかけから、大きな損失を乗り越え、億り人に到達するまでの試行錯誤、資産4億円超を築き上げた考え方や具体的な投資手法までわかりやすく解説!

【決定的な違い】株価暴落で逃げる人と「億」を稼ぐ人…20代で2000万円を1点買いした女性のブレない投資術イラスト 鳩 さんわ

集中投資を支える「確信」の作り方
億り人への第一歩を踏み出した決断

20代という若さで、手元の約2000万円という大金を1つの銘柄に集中投資する。客観的に見れば無謀に映るかもしれませんが、ママ投資家・ちょる子さんはこの決断を下し、見事に「億り人(資産1億円以上の投資家)」への第一歩を踏み出しました。

彼女がなぜ暴落局面で恐怖を感じず、大きなチャンスを掴めたのか? そのエピソードには、個人投資家が長期投資を成功させるための重要なノウハウが隠されています。

暴落時に心を支える
「長期保有」の哲学

ちょる子さんが暴落相場の中で大金を投じられた理由の一つは、かつて父親から教わった「買った株は売るな(=長期保有)」という哲学があったからです。

相場が大きく下落すると、含み損の恐怖からパニック売りをしてしまいがちですが、「一度買ったら長く持つ」という明確なルールが精神的な支柱となり、市場のノイズを遮断してくれました。自分なりの確固たる投資哲学を持つことは、嵐の相場を乗り越える“最強の盾”となります。

経営者の「熱量」という
一次情報で確信を深める

投資への確信を「勝利の予感」へと変えた決定打は、購入後に足を運んだ株主総会でした。登壇した東京エレクトロンの社長が、満面の笑みで「これから半導体市場は5~10年で倍になります」と自信たっぷりに断言したのです。

現在のちょる子さんであれば、自社に有利な未来予測は「話半分に聞く」冷静さを持っていますが、当時はその表情や熱量に直接触れたことで「この船に乗っていいんだ」と深く腹落ちしました。数字や株価チャートの分析だけでなく、経営トップの生の声や表情という「一次情報」を自ら取りに行く行動力は、一つの銘柄を握り続けるための強力な動機づけになります。

基準を明確にし
次のチャンスに備える

ちょる子さんが投資を決断した当時の東京エレクトロンの配当利回りは、5%という破格の水準でした。2026年3月22日現在、株価の上昇により配当利回りは1.5%程度に落ち着いていますが、彼女は「もし再び利回り5%になる局面が来れば、迷わず当時と同じ決断をする」と語っています。

「利回りが◯◯%になったら買う」という明確な基準(マイルール)を持っていれば、いつ市場が暴落しても慌てることなく、絶好の買い場として冷静に動くことができます。確固たる哲学、一次情報での裏付け、そして明確な買い基準。この3つを揃えることこそが、大きな資産を築くための王道なのです。

※本稿は『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)をもとに編集したものです。