日本の防衛当局は長年、中国の台頭を警戒してきた。軍事基地やミサイル兵器といった中国政府の「力」は、日本の先島・沖縄諸島や奄美群島など、南西地域から見れば特に脅威に映る。日本列島は東シナ海へと連なり、台湾の手前110キロメートルほどの地点まで伸びている。台湾をのみ込もうとする中国政府の野心と、この島を軍艦や航空機、ミサイルなどで包囲する定期的な力の誇示は、日本の安全保障の中核的課題となっている。中国政府は民主主義を掲げて自治を行っている台湾を自国の領土と主張してきた。