米デル・テクノロジーズのオフィスで働く従業員の朝はかつて、一杯の喜びと共に始まった。オフィスではコーヒーマシンのエスプレッソが無料で提供されており、従業員はこれをささやかな福利厚生として享受していた。しかし興ざめする出来事が起きた。同社は昨年、コーヒーマシンを使うたびに従業員に料金を請求し始めたのだ。料金はわずかだが、ある従業員の言葉を借りれば、レイオフと膨大な仕事量に見舞われている従業員のやる気を削る労働文化の「最後の仕上げ」のように感じられたという。「正直に言って、オフィスは今、葬式のような雰囲気だ」。この従業員はそう話し、オフィスのコーヒーの味は普通だと言った。デルは、従業員の福利厚生に懸命に取り組んでいるとコメントした。