イラン、中国、そして多数の仲介業者は長年、監視や法的責任を逃れるために記録が不透明な老朽タンカーで石油を輸送し、洋上で船から船へ積み荷を移し替えるという手口を使い、米国による制裁を回避してきた。米軍は21日、インド洋でスリランカとインドネシアのほぼ中間に当たる地点を航行していた制裁対象のあるタンカーに乗り込んだ。このタンカー、無国籍船の「ティファニ」は中国とイランにたびたび出入りしていた。ティファニの拿捕(だほ)と米国によるイランの港湾封鎖は、長年にわたり横行し、約2カ月に及ぶ戦闘を経てもおおむね活発に続いてきた秘密裏の石油取引を阻止することを狙った強硬な取り組みの一環だ。スタンフォード大学で中国の海洋活動を追跡する「シーライト・プロジェクト」のディレクターを務めるレイモンド・パウエル氏は「毎日同じ道を運転していて、相乗り専用車線を走る同じ人物を何度も繰り返し見かけ、ついにその人が取り締まりを受けるのを目撃するようなものだ」と語った。
中国向けイラン産原油の秘密輸送、米国の脅威に直面
タンカーへの立ち入り検査で「影の船団」にリスク
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