ドイツ政府当局者は、ドナルド・トランプ米大統領が同国に駐留する米軍部隊のうち5000人を撤収させるとの決定を受け流した。だが、大西洋を挟んだ亀裂の拡大により、欧州の経済と安全保障が危険にさらされる恐れがあると専門家は警鐘を鳴らしている。トランプ氏による欧州車への関税引き上げや、ドイツへの長距離ミサイル配備計画の明らかな方針転換、そしてイラン戦争による経済的・軍事的影響の方が欧州に大きな影響を与えると彼らはみている。「これらは全て、象徴的な5000人の部隊削減よりも大きな問題だ」。独グローバル公共政策研究所(GPPi)のソーステン・ベナー所長はこう指摘する。「イラン戦争で貴重な資産を大量に浪費したことによる米兵器の急速な枯渇も同様だ」
ドイツと欧州、部隊撤収より深刻な「トランプ問題」
大西洋を挟んだ関係は、欧州が再軍備を進めるペースよりも速く崩壊しつつある
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