2028年の米大統領選の民主党候補を決める予備選が本格化するのは、今年11月の中間選挙後になる見通しだ。しかしウォール街をはじめとする各地では、立候補を検討している候補者と主要な献金者の間ですでに「スピードデート」が活発に行われている。マーク・ケリー上院議員(民主、アリゾナ州)、ラム・エマニュエル元シカゴ市長、ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事、ペンシルベニア州のジョッシュ・シャピロ知事らはここ数カ月、富裕層の投資家や金融関係者と会談を行っている。こうした接触はリスクを伴う。ウォール街と富裕層は、民主党の候補者選びで大きな役割を果たすとみられる進歩派の多くから強い疑念の目を向けられており、富裕層への課税や資本主義批判は彼らの多くにとって合言葉となっている。とはいえ、ウォール街はかねて民主党にとって重要な資金源であり、今年の中間選挙と28年の大統領選でもその状況は変わらないだろう。