「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.メールで気をつけていることはありますか?
――田丸さんは、ショートショート作家としての活動をしていたり、ご自身の書き方講座を行っていますよね。自分が使う言葉には人一倍気を遣っているのかなと思います。最近、ネット上でやりとりや文章生成のためにAIを使用することが、議論の的になっているのをよく見かけます。田丸さんは、ご自身がメールを書くときに気をつけていることはありますか?
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田丸雅智氏(以下、田丸):基本は「分かりやすく」「簡潔に」です。
それと、「これで相手にちゃんと伝わるだろうか?」という視点を持って書いているつもりではあります。
結論と理由を端的に書く、という感じですね。
あと、文字のコミュニケーションって感情が抜けやすいじゃないですか。
だから、なるべく強い表現になりすぎないように意識しています。
受け取る相手の気持ちを想像しながら書く、というか。
――なるほど、「わかりやすい」「簡潔」「強い表現を使わない」の3つなんですね。お話を聞いていると、対面でのコミュニケーションと同じように、相手のことを考えて言葉にするのが重要な気がしてきました。
AIに頼っても、最後に責任を取るのは自分
――また、田丸さんはAIを使って文章を作成することはありますか? 使う方が楽だという人も増えているそうですし、私自身もメールを送るときに誤字脱字等をチェックしてもらうことがあります。
田丸:僕は使わないですね。理由は2つあります。
1つは単純に、今の技術レベルだと自分で書いたほうが早いから。
もっとAIの精度が上がったら変わるかもしれませんが、現状はそうです。
もう1つは、メールってコミュニケーションだから、「体温」を持って書きたいんですよね。
人対人で、血の通ったものにしたい。
AIに任せるのが怖い、という感覚もあります。
もしも誤解が起きたとき、結局責任を取るのは自分なので。
――メール文を考えることも、言語化につながる部分がめちゃくちゃありそうですね……! 『小学生でもできる言語化』に登場する、相手の立場を考えずについ自分が話したいことを優先してしまう人のエピソードを思い出しました。私も気をつけようと思います!
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









