「ついヤバいと言ってしまう」「自分の考えをうまく言葉にできない…」。
言いたいことがないワケではないのに、うまく言葉にできない。あなたにも、そんな悩みはありませんか?
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。知ってしまえば、今は語彙力ゼロでも、話し下手でも、「自分の言葉」でちゃんと話せるようになれてしまう!
本記事では、子どもも読めて、大人も楽しいビジネス書『小学生でもできる言語化』から、著者の田丸雅智氏にヒントをうかがった。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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Q.「この人、考えが浅いな」と思う人の特徴はありますか?
――田丸さんは、小学校から少年院や企業研修で書き方講座を行ったり、ショートショート作家として活動されていますよね。いろんな年代の方々と密にコミュニケーションをとっていると思うのですが、話していて「この人、ちょっと考えが浅いな…」と感じる人の特徴があるなら、お聞きしたいです。
「思考の浅さ」の正体
田丸雅智氏(以下、田丸):いやあ、どうでしょうねぇ……(苦笑)。
強いて言うなら、自分でちょっと考えたり相手のことをちょっと想像したりしてみる前に、脊髄反射のような感じで穴を突こうとしたり、反論したりするような方でしょうか。何ならちょっと攻撃的に。
逆に言えば、たとえば、
「ここについてはAやBやCなどが考えられる中で、あなたはあえてAを選んでいるのだと思うのだけど、その理由を教えてほしい」
「あなたがこれを選んだのが腑に落ちていないのだけど、何かこちらが想像できていない事情がある?」
みたいな方は、個人的には好きですね。こう言ってほしいというわけではなくて、スタンスの話です。
結局は、ほんのちょっとの考える力・想像力だと思うんです。
「こういう可能性もあるよね」「何か背景があるかもね」というのを、ちゃんと自分の中で考えられているか。
言い換えると、自分の中に“自分で考える仕組み””自問自答するシステム”をもっているかどうか。
それがないように見えると、浅く見えるのかもしれないな、と思います。
あとは、リスペクトもですね。同じ命として、根本でリスペクトしているかどうかも大切になってくるのかなとは思っています。
――なるほど。よく「クソリプ」がSNS上で話題になりますが、相手の言葉をそのまま受け取るだけで、その言葉に至るまでのプロセスを全然想像していない人がいる、ということですね。『小学生でもできる言語化』の中にも、相手のことを考えずに、つい自分のことだけを考えて言葉にしてしまう人がいるという話も出てきました。
田丸:そうです。おっしゃる通りです。もちろん、そういった反応が真実を突いている可能性は常にあります。
その上で、「可能性」を一択にしてしまってる怖さがありますね。背景も含めて。
相手が言っていないだけで、実は事情があるかもしれない。
自分が知らないだけで、相手にはいろんな背景がある。
なのに、その可能性を少しも想像せずに決めつける・押しつける感じがあると、浅く見えるのかなと思います。というより、純粋に怖いです……。
誰だって、つい反射で反応してしまう
田丸:とはいえ、反射的に反応しちゃうことって誰にでもあるじゃないですか。僕にもあります。
でも大事なのは“その次”で、
「あ、自分が浅かったな」
「自分が分かってなかっただけだった」
「想像が及んでなかった。ごめん」
って、ちゃんと認めて謝れる人かどうか。
最初のリアクションが一見浅く見えても、その後に対話ができるなら全然いいと思うんです。
――たしかに、相手の言葉を待たずに反射で言っちゃう人、多いですよね……。私も気をつけます!
(本記事は、田丸雅智著『小学生でもできる言語化』の著者インタビューです。)









