ベストセラー『「悩まない人」の考え方』著者の木下勝寿氏が「マーカー引きまくり! 絶対読むべき一冊」と絶賛する本がある。『スタートアップ芸人 ―― お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。著者の森武司氏は「仲間力」で組織を動かしてきた人物だ。
今回、本書に深く共鳴した株式会社SDCs代表取締役・岡藤道雄氏に話を聞いた。ギブし合える人同士を繋ぐ交流会「ギブハブ」を主催し、月100件以上のアポイントをこなしながら年間3000人以上と繋がり続ける。採用&キャリア支援・交流会運営・子ども食堂運営を展開する岡藤氏が語る、仲間の作り方・ギブの哲学とは。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「いい人に恵まれない」とボヤキ続ける人の負の共通点・ワースト1Photo: Adobe Stock

「いい人に恵まれない」は危ないサイン

――「頑張っているのに、なかなかいい仲間や協力者に恵まれない」という悩みを持つビジネスパーソンは多いです。岡藤さんはそういう人をどう見ていますか?

岡藤道雄(以下、岡藤):少し言い方がきつくなるかもしれないんですが、「いい人に恵まれない」という人は「他責」だと思っています。そしてこれが、仲間が集まらない一番の原因だと思っています。

かつてこんな言葉を教えてもらったことがあります。

「美味しそうな花には蝶も飛んでくる。来ないということは、自分に魅力がないということじゃない?」

やっていると思っているけど、実はやることをやっていないだけかもしれない。
「いい人に恵まれない」と言っている時点で、人のせいにしているわけですから。まず自分のあり方を見直したほうがいいと思います。

――自分のあり方を見直すといっても、具体的に何から始めればいいでしょうか。

岡藤:とにかく、自分から「ギブ」してください。
最初から取りに行く人はどんどん人がいなくなっていきます。
逆に、先に与え続けていると、「岡藤さんに合いそうな人がいる」と周りの人が繋いでくれるようになる。今はそういうサイクルができています。

私自身、3年前に東京に出てきたとき、人脈はゼロでした。
それでも今、本当に素敵な方ばかりが集まってくれている。やってきたことはシンプルで、ひたすら「ギブ」し続けてきただけです。

再現性のある「ギブ」のやり方

――「ギブする」とは具体的にどういうことですか? 再現性のある方法はありますか?

岡藤:その人に合いそうな方を見つけてきて、紹介する前に双方をしっかりPRした上で繋ぐようにしています。

私は年間3000人以上と会っているので、「この人とこの人は絶対合う」という組み合わせが自然と見えてくるんです。
「○○さんはこういう人で、あなたにとってこういうメリットがある」という状態を整えてから繋がないと、そもそも何のために話しているかわからなくなって、探り合いから始まって時間のロスになってしまいます。

LINEグループで繋いだ後も、その人たちが話すたびに私のことが頭に残っていく。そうやって自然と繋がりが広がっていくんです。

――行動量を増やすことも大事ですか? 「そもそも会っている人数が少ない」という人へのアドバイスがあれば。

岡藤:人にたくさん会えば、いい人も悪い人も見られる。そのときに自分を客観視できる瞬間もある。量を確保していくと、自分を見つめ直すことにも自然と繋がっていくと思います。

ただ私は会話の中で、話すよりも聞く側に徹しています。自分が話すよりも、相手が話すことに学びがある。聞いて、繋いで、ギブし続ける。それだけで人脈は自然と広がっていきます。

「ギブ」が回り始めると世界が変わる!

――仲間づくりに悩んでいるビジネスパーソンへ、メッセージをお願いします。

岡藤:「いい人に恵まれない」と感じているなら、疑うべきは環境ではなく、自分のあり方です。

まずは今日、誰かのために何かしてあげることから始めてみてください。
素敵な方が集まると、その方の知り合いにも素敵な方が多い。そのサイクルを生み出すのは、結局、自分がどれだけギブし続けられるかだと思っています。

仲間が集まる仕組みをもっと深く知りたいという方には、『スタートアップ芸人』が参考になるかもしれません。お笑い芸人から引きこもりニートになった著者が「仲間力」だけを武器に年商146億円の会社をつくり上げた話で、ギブし続けることで人が集まってくるという本質が、具体的なエピソードで描かれています。

(本書は『スタートアップ芸人 ―― お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』に関する書き下ろし特別投稿です。)