ジュリー・マッカーシーさんは大学時代、昔ながらの節約法を学んだ。寮の自室で友達とウオッカをあおってからクラブに行けば安く上がる、というものだ。31歳になった今、マッカーシーさんはコンサートやダンスイベントで販売されるアルコール飲料の値上がりに対抗するため、かつての節約法に再び頼っている。最近のある晩に出掛けたマサチューセッツ州のコンサート会場では、アルコール入り炭酸飲料「ホワイト・クロー」(ブラックチェリー味)のトール缶に1本20ドル(約3200円)の値段が付いていた。「それを見て、『事前に飲んできて本当によかった』と思った」と彼女は話す。食料品からガソリンまであらゆるものの価格が上昇する中、米国人は支出を切り詰め、厳しい選択を迫られている。多くの人が飲酒をすっかりやめた。それでもカクテルが飲みたい人は、これまでと同じようにほろ酔い気分を楽しむのに大金を使うのを避けるため、自宅で軽く飲んでから外出する「プレゲーミング」の時代に回帰している。