『2009年 資本主義大崩壊!』船井幸雄[著]定価1575円(税込) |
これまで船井幸雄氏は「人間のエゴに立脚した資本主義は崩れざるを得ないはずだ」と、アングロサクソン型の資本主義システムに警鐘を鳴らし続けてきました。とくに、米エンロン社の破綻を受けて著した『断末魔の資本主義』(2002年1月、徳間書店刊)では、「資本主義は断末魔の最後の叫びをあげながら、2010年頃までに大崩壊するだろう」と期限付きの予測を打ち出したのです。
それから7年後の現在、この予測がまさに現実になろうとしているように思えます。船井氏の見解によれば、いま私たちが直面している経済危機は、かつての世界大恐慌と比較にならないほど規模も大きく、進むスピードも速いようです。その過程で、資本主義そのものが大音響とともに崩壊しようとしているのです。
本書『2009年 資本主義大崩壊!』は、現在の経済情勢を踏まえて資本主義の矛盾を改めて問い直すとともに、副島隆彦氏、藤原直哉氏、朝倉慶氏らの事情通から入手した独自の情報や経済予測を参照しながら、これからの見通しと対処法を船井氏ならではの視点から綴ったものです。
本書の目次は次の通りです。
第1章 いよいよ資本主義が本格的に崩壊しはじめた
第2章 日経平均五〇〇〇円、一ドル五〇円の時代がくる
第3章 エゴを追求するシステムが人類と地球を追い込んだ
第4章 死をはじめて意識して本当のことがわかった
第5章 資本主義崩壊後の新時代を生き抜く哲学
付章 「有意の人」の意向は矛盾解決!
第2章の章タイトルにあるように、株価暴落、超円高など、2009年の日本経済はまさに未曾有の窮地に陥るようです。しかも、この危機は5年や10年で終わることはなく、やがては食糧危機という最悪の事態を迎えると言います。
では、私たちはどう対処すればよいのか。その方法についても第5章などに詳しく書かれていますので、ぜひご一読ください。
(編集担当・小川敦行)
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