中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の新型車に初めて乗ったときのことだ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記者として、私は興奮していた。BYDは自動車業界の話題の的であり、乗っていた配車サービスの車には大型デジタルディスプレーなど注目の機能が搭載されていた。地図に何が表示されているのかと運転手に尋ねた。彼は私が外国人だと気づくと、教えられないと言った。「国家機密だから」と。運転手はさらに、私の母国である日本が、中国政府の台湾を巡る野心に干渉すべきではないと説教を始めた。中国は民主的に統治されている台湾を自国の一部と見なしている。この会話の予想外の展開は、私が中国に移住してからの8年間でいかに多くのことが変わったかを象徴している。中国と米国の間の緊張は高まり、両国は新たな冷戦に向かっている。中国と日本の関係も、ここ数年で最悪の状態にある。