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個人所有のテクノロジーが企業を上回る時代、
快適でない情報セキュリティは淘汰される
――ヒュー・トンプソン/ブルーコートシステムズ バイス・プレジデントに聞く

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第27回】 2013年7月23日
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 もう1つ重要なのは、セキュリティベンダーは企業をサポートすると同時に、ビジネスがより創造的で稼げる方向に向かうようアドバイスする“コーチ”の役割を担うということです。脅威から企業を守るだけでなく、セキュリティの確保を武器にすれば、新たなサービスを切り拓くことができます。

 従来、セキュリティが不安で踏み切れなかったサービスをエンドユーザーに提供できれば、それは大きな差別化要因になるのです。

 たとえば私は今日、タクシーで移動中にスマートフォンから米国にある自分の銀行口座に接続して、取引をすることができました。現地時間は真夜中でも、安心して口座にアクセスできる。これもセキュリティが確立しているからこそ成り立っているサービスの1つです。

未来のセキュリティは
個別利用、個別課金に向かう

――セキュリティの将来像として、“個別化”が進むと発言しています。それはどういうことですか。

 セキュリティを提供する対象によって、個別にそのレベルを調整するということです。たとえば自動車保険では、リスクの高い人に掛ける保険料は高くなります。それと同じです。

 セキュリティに関しても、リスクが高い利用者に対しては、幾重にもわたる厳格なセキュリティを提供し、その分サービス価格も高くなる。一方でリスクが低い人に対しては、シンプルで安価なセキュリティで事足りる。そういう時代が来ると思います。同じ職場の社員であっても、個別に守り方を変えることになる。未来のセキュリティは、リスク度合いに応じて提供されるようになるでしょう。

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