「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【身だしなみ】「育ちがいい人」だけができている、たった1つのふるまいPhoto: Adobe Stock

好きだった先輩に冷めた理由

「ちょっと冷めちゃったんだよね……」
私のある友達が、会社の先輩についてこんな話をしていた。

その先輩は仕事ができて、話も面白い。
後輩への気づかいも自然で、友達もひそかに好意を寄せていたそうだ。
ある冬の日、その先輩と休日に食事へ行くことになった。

「私服、どんな感じなんだろう」
少し楽しみにしながら待っていたそうだ。

だが、待ち合わせ場所に現れた瞬間、思わず目が止まった。
真冬なのに、足の指が出るサンダル。

しかも、爪がかなり伸びたままだったそうだ。

その瞬間、不思議と気持ちがスッと冷めてしまったという。
もちろん、服装は自由だ。サンダル自体が悪いわけでもない。

だが、人はこういう“細部”から、その人の生活感や感覚を無意識に感じ取っている。
季節に合った服装ができるか。清潔感を保てているか。

相手にどう見えるかを想像できるか。

実は、「育ちがいい」と感じる人ほど、こういう部分を自然に整えている。
高い服を着ているわけではない。
流行を追っているわけでもない。

それでも、どこか品よく見えるのは、
“場や季節に合わせる感覚”が身についているからなのだ。

天気に合わせて身だしなみを整えよう

この感覚は、子どものうちから養っていく必要がある能力の1つだ。

小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「天気に合った服装をしよう」という項目がある。

【身だしなみ】「育ちがいい人」だけができている、たった1つのふるまい『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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・てんきよほうを みよう。
・あついひは すずしいふくを、 さむいひは あたたかい ふくを きよう。
・あめのひは レインコートを きて ながぐつを はくよ。
・ひざしが つよいひは ぼうしを かぶろう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)

大人になると、こういう“小さな違和感”が、そのまま第一印象になる。
だからこそ、本当に感じのいい人ほど、特別なおしゃれよりも、“違和感をつくらないこと”を大事にしている。

身だしなみとは、自分を飾ることではなく、「相手に不快感を与えない配慮」なのである。