「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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職場の先輩が「かっこいい」理由
「この人、自分を持っていてかっこいいなと思ったんだよ」
ある広告会社で働いている友人と食事をしたときに友人が言っていた。
その友人の職場には、なぜか周囲から好かれている30代の女性社員がいるという。
仕事も丁寧。感じもいい。
でも、不思議と“無理して合わせている感じ”がしないそうだ。
ある日、部署の人たちが、「今日このあと飲みに行かない?」とその女性を誘ったらしい。
すると、その人は笑いながらこう言ったという。
「今日はピラティスがあるから行けないんです。ごめんなさい! でも、来週なら行きたいです」
友人は、そのやり取りが強く印象に残ったという。
断るのに、感じが悪くない。無理に合わせてもいない。
でも、相手を突き放している感じもしない。
「ちゃんと“自分”を持っている人って、こういう人なんだなと思った」
と話していた。
実際、「気づかいができる人」になりたいと思う人は多い。
だが、その前に身につけておかないと、自分をすり減らしてしまうことがある。
だからこそ、“自分の意思で断る力”は大切だ。
その「自分が嫌なことははっきり断る」という姿勢は、できれば子どものうちから身につけておきたい。
断るときはこう言おう
小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「断るときはこう言おう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・「ごめんね。 むずかしいかもしれない。」
・「だいじに してる おもちゃだから かせないんだ。」
・「ともだちに おかねは かせないよ。」
・「やくそくが あるから また こんど あそぼう。」
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)
断ることは、わがままではない。
むしろ、「自分はどうしたいのか」を持っている人ほど、必要な場面ではちゃんと断れる。
そして、そういう人のほうが、長い目で見ると周囲から信頼される。
だからこそ、「気づかい」より先に、「嫌なことは断っていい」「無理なときは、“できない”と言っていい」という感覚を、子どものうちから持っておくことが大切なのだと思う。









