製薬イメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

デジタル化や脱炭素の潮流が加速し、物価高の影響も続く。トランプ関税や中東情勢の緊迫化も、企業にとって大きな試練となりそうだ。本連載では、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析する。今回は中外製薬、武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬の「製薬」業界4社について解説する。(ダイヤモンド・アナリティクスチーム)

中外製薬、第一三共、アステラス製薬が
四半期増収率で2ケタ増収

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下の製薬業界4社。対象期間は26年1~3月期の第3四半期としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・中外製薬
 増収率:11.5%(当四半期の売上収益3217億円)

・武田薬品工業
 増収率:3.9%(当四半期の売上収益1兆945億円)

・第一三共
 増収率:13.7%(当四半期の売上収益5895億円)

・アステラス製薬
 増収率:17.1%(当四半期の売上収益5379億円)

 製薬業界4社はいずれも前年同期比で増収だった。特に中外製薬、第一三共、アステラス製薬は2ケタ増収となっている。

 武田薬品工業、第一三共、アステラス製薬は、この四半期が26年3月期の最終四半期となり、26年3月期通期の業績が明らかになった。また、中外製薬は26年12月期通期をどう予想しているのか。

 次ページで、各社の増収率の推移とともに詳しく見ていこう。