決算報写真はイメージです Photo:PIXTA

デジタル化や脱炭素の潮流が加速し、物価高の影響も続く。足元ではトランプ関税も、企業にとって大きな試練となりそうだ。本連載では、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析する。今回は富士通、野村総合研究所、NECの「ITベンダー」業界3社について見ていこう。

ITベンダー3社は前年同期比増収
富士通とNECは3Q決算で大幅増益

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下のITベンダー業界3社。対象期間は2025年10~12月期の四半期としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・富士通
 増収率:3.4%(当四半期の売上収益8846億円)

・野村総合研究所
 増収率:7.2%(当四半期の売上収益2053億円)

・NEC
 増収率:2.1%(当四半期の売上収益8525億円)

 ITベンダー3社はいずれも前年同期比で増収となった。

 対象となった25年10~12月期は3社の26年3月期の第3四半期に当たるが、いずれも第3四半期までの9カ月の業績は前年同期比で増収、営業利益、純利益も増益となった。

 富士通は営業利益が前年同期比99.4%増、純利益が同290.3%増となっている。NECは営業利益が同46.8%増、純利益が98.8%増だ。大幅増益となった要因とは。

 次ページでは、各社の増収率推移とともに詳しく見ていこう。