電子部品写真はイメージです Photo:PIXTA

デジタル化や脱炭素の潮流が加速し、物価高の影響も続く。足元ではトランプ関税も、企業にとって大きな試練となりそうだ。本連載では、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析する。今回は、ニデック、村田製作所、TDK、京セラの「電子部品」業界4社について解説する。(ダイヤモンド・アナリティクスチーム 大根田康介)

四半期増収率は
全社でプラスに

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比の増収率を算出した。対象とするのは以下の電子部品業界4社で、対象期間は2025年10~12月期の四半期である。

 各社の増収率は、以下の通りだった。

・ニデック
 増収率:3.9%(四半期の売上高6777億円)

・村田製作所
 増収率:4.3%(四半期の売上高4674億円)

・京セラ
 増収率:7.5%増(四半期の売上高5306億円)

・TDK
 増収率:16.2%増(四半期の売上高6752億円)

 電子部品業界の四半期増収率を見ると、4社とも前年同期比で増収となった。ただし、ニデックに関しては、不正会計の影響で第3四半期の決算公表を延期しており、第三者調査委員会の報告書受領後の資料に記載された売上高を用いている(なお、4月に発表された最終報告書の結果は盛り込んでいない)。

 ニデックの不正会計の中身とは。また、村田製作所、京セラ、TDKの好調は維持されるのか。次ページ以降で詳しく解説する。