仕事のキャパが10倍になった
悩む時間が圧倒的に減った
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『時間最短化、成果最大化の法則』『「悩まない人」の考え方』『売上最小化、利益最大化の法則』『チームX』の4部作だ。
なかでも「【ピッパの法則】が使える!」という感動の声とともに、ニトリ似鳥会長や食べチョク秋元代表から「ビジネスパーソンが一番読むべき一冊」と絶賛されているのが、『時間最短化、成果最大化の法則』だ。今回はライターの樺山美夏氏に、読者にすぐ役立つ視点から本書を鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)

孫正義・柳井正と凡人のたった1つの決定的な違いとは?Photo: Adobe Stock

一生懸命やったのに成果が出ない時

「こんなに手間をかけたのに、なぜ評価されないのか?」
「提案書を何時間もかけて仕上げたのに、顧客の反応が薄かった」
「新機能を実装したのに、ユーザーから『使いにくい』と言われた」

そんな経験はないだろうか。

ライターの世界でも、こんなに素晴らしい人の記事を書いたのに、思ったほど読んでもらえなかった……というのはよくある話だ。

書き手にとっては魅力的な人の感動的な話でも、読み手にとって関心が薄ければスルーされてしまう。

自分の満足度や達成感が高い仕事が「伝わっていない」と感じたとき、「なんでわかってもらえないんだろう」と、相手の理解力が原因だと思い込む人もいるかもしれない。

そのときのことを振り返ってみてほしい。
「お客様が何を求めているか」より「自分たちが何をつくれるか」を先に考えていなかっただろうか。

ユニクロとソフトバンクは何が違うのか?

成果を出し続ける経営者は、何を最初に確認しているのか。
本書に登場するユニクロとソフトバンクの実例が、その答えを端的に示している。

ユニクロはテレビでイメージCMを流す一方で、チラシで集客をしていた。
大企業になってからも、チラシの最終チェックは柳井社長自ら行い、「この服の色味がわかりにくい」など細かく指示していたという。

ソフトバンクの孫社長が携帯電話事業に進出する際も、最初にやったことは、ソフトバンクの携帯端末の全機種を社長室に集め、自ら操作をチェックすることだった。

「ここの操作がわかりにくい」と改善を指示したところ、開発者が「こういう仕様なので仕方ないんです」と返答した。しかし孫社長は「仕様の事情は関係ない。お客様が使いにくいから絶対に修正しなさい」と言った。
――『時間最短化、成果最大化の法則』より

視点の向きをたった1つ変えられるか

2人の経営者が最初に確認したのは、自社の努力量ではない。

お客様の目でものを見たとき、何が届いていないかだ。

「仕様上できません」は、つくる側の論理にすぎない。
お客様にとって、その事情は一切関係がないからだ。

「どれだけ一生懸命やったか」を問うのではなく、「どれだけお客様の役に立ったか」。

この軸を持ち続けるだけで、仕事の質は変わる。

視点の向きをたった1つ変えることが、成果を出し続ける人とそうでない人の分岐点なのだ。

(本書は『時間最短化、成果最大化の法則』に関する特別投稿です)