仕事のキャパが10倍になった
悩む時間が圧倒的に減った
そんな感想が届いているのが、木下勝寿氏のベストセラー『時間最短化、成果最大化の法則』『「悩まない人」の考え方』『売上最小化、利益最大化の法則』『チームX』の4部作だ。
なかでも「【ピッパの法則】が使える!」という感動の声とともに、ニトリ似鳥会長や食べチョク秋元代表から「ビジネスパーソンが一番読むべき一冊」と絶賛されているのが、『時間最短化、成果最大化の法則』だ。今回はライターの樺山美夏氏に、読者にすぐ役立つ視点から本書を鋭く読み解いてもらおう。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)

頑張らなくても「ひとり勝ち」している人の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

天才シェフの意外な姿

日本を代表するフレンチシェフ、三國清三さんをご存じだろうか?
2022年に惜しまれながら閉店したグランメゾン「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーとして名を馳せ、日本人で初めてフランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受勲したフランス料理界の巨匠だ。
彼は10代の頃に料理人を目指して北海道から上京。帝国ホテルのレストランの洗い場で2年間皿を洗い続けた。
正社員になれないことがわかった20歳の誕生日、夢をあきらめて故郷に帰ろうと決めたその日から、彼はホテル館内にある18店舗すべてを回り、誰もやりたがらない鍋洗いを黙々とこなした。
それが総料理長・村上信夫氏の目に留まり、3か月後にスイス日本大使館料理長に抜擢されたのだ。

ひとり勝ちしている人の特徴

成功者に取材すると、似たような話をたまに聞く。
誰もやりたがらない仕事こそ、誰よりも完成度高くやり遂げると、その姿勢や心構えを必ず誰かが見ているのだ。
特に「めんどくさい」と感じる仕事は、誰もが避けようとする。

しかし、誰もやりたがらないからこそ、動いた人間だけがひとり勝ちできる領域が生まれる。

三國シェフが誰も磨かない鍋を磨き続けたように、嫌な仕事への姿勢が、後の人生を決定的に変えること可能性があるのだ。

仕事を7つに分類してみよう

なぜ「めんどくさい」と感じた仕事ほど飛びついたほうがいいのか。
木下さんは本書で、わかりやすく解き明かしている。
著者は仕事を「やるべきこと」「やりたいこと」「やれること」の3要素で7種類に分類し、そのうち最も重要な領域を次のように示している。

仕事には「やるべきこと」「やりたいこと」「やれること」の3つがある。
この3つを重ね合わせると、仕事は次の7つに分類される。
①やるべきで、やりたくて、やれること=最高の仕事
②やるべきで、やりたいこと=楽しい仕事
③やりたいが、やる必要のないこと=自己満足の仕事
④やりたくて、やれるが、やる必要のないこと=ただの趣味
⑤やれるが、やる必要のないこと=ムダな仕事
⑥やるべきで、やれること=ラクな仕事
⑦やるべきだが、誰もやらない「めんどうくさいこと」=一人勝ちできる仕事

多くの人は「やるべきこと」だが「やれること」
「やりたいこと」しかやらない。

⑦の部分はほぼスルーされてポツンと1か所残り、仕事が完成しないのである。
ただ、①~⑥は放っておいても誰かが勝手に喜んでやる。
⑦は必ず残るので、これをやる人が一人勝ちできるのだ。

仕事に取り組むときは、残された⑦を探し、率先してやる「思考アルゴリズム」を身につけるだけで、他人が出せない成果を出せるようになる。
だから私自身はめんどうくさいことを見つけては喜んでいる。
――『時間最短化、成果最大化の法則』より

自分がめんどうくさいと感じることは、他の全員もめんどうくさがって避けている可能性が高い。
だから、やるべきことなのに誰も手をつけない領域⑦を探して動く。
それだけで、ライバルに差をつけられるのだ。

(本書は『時間最短化、成果最大化の法則』に関する特別投稿です)