「大きなプロジェクトを任された!」
――そう聞いて、ガッツポーズした次の瞬間、あなたは何をするだろうか。多くのビジネスパーソンが**“ここでの初動”で勝負を決め損ねている**ことを、ご存じだろうか。新卒からITコンサルタントとして20年、数百本のプロジェクトを率いてきた著者の話題書『ゼロからスタートする人のための6か月で結果を出す仕事術』には、大きなタスクを与えられた瞬間に「絶対にやってはいけない2つのこと」が書かれている。
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三流は、もらった瞬間に「着手」する
「待ってました!」と気合いを入れ、その日のうちにパソコンを開いて作業を始める
――これが三流の動き方だ。
責任感が強い人ほど、こうなる。
しかし、著者はこの行動を「最も失敗確率が高いパターン」だと断じる。
なぜか。
ほとんどの大きなタスクの裏には、「未整理の問題」が潜んでいるからだ。
それを見ずに走り出すと、必ずこう言われる――
「そういう意味じゃなかったんだよね」
そして大量の手戻りが発生する。
二流は、もらった瞬間に「スケジュールを引く」
少し慣れたビジネスパーソンは、ここで一段冷静になる。
「まずは段取りからだ」と、スケジュールを引き始める。
これは三流より圧倒的に良い。
しかし、著者はこれもまだ“二流”だと言う。
それは「すぐに作業に入ること」と「すぐにスケジュールを立てること」の2つです。
まず立ち止まって、次の2つを自問してください。
・なぜ、このタスクが必要なのか?
・本当に困っているのは、誰なのか?
――『ゼロからスタートする人のための6か月で結果を出す仕事術』より
スケジュールから引いてしまうと、「作成・レビュー・修正」と書いただけの、形だけの空っぽの計画ができあがる。
中身が決まっていない計画は、計画ではない――著者は厳しく指摘する。
一流は「問い」をラフに書き出してから動く
では一流は、何から始めるのか。
著者が紹介する答えは、「着手前に6つの観点をラフに書き出す」こと。
具体的にはこうだ。
・社内の成功事例を探す(似た壁を越えた人が必ずいる)
・複数の選択肢を用意する(最低3つ)
・自分なりのベスト案を決め切る(理由も3つ準備)
・勝ち筋となる進め方を描く(期間や日付はまだ決めない)
・予測されるリスクを先に潰す
これを箇条書きでメモした後で初めて、スケジュールを引く――これが、著者が言う一流の段取りだ。
「1~2日立ち止まっても構わない。的はずれなまま走り続けるより、はるかに安い投資だ」と著者は書く。
“ウイニングロード”が見えた状態でつくる計画は、驚くほどスムーズに作成できるようになるのだ。
「成果が出ていないと感じるなら、今の延長線でがんばるのではなく、
働き方そのものを変える勇気が必要」
――その第一歩は、「やらない仕事を決めること」、つまり“捨てる勇気”だ。
「すぐ動く人」が、実は一番遅い
仕事のできる人を観察していると、面白い共通点がある。
それは、大きな仕事を渡されたとき、その場でスラスラと“段取り”を書き出して見せられること。
著者によれば、これは決して天才的なひらめきではなく、頭の中で6つの観点を高速で整理しているからできる芸当だという。
明日、上司から重そうな案件を渡されたら――。
まずパソコンを開く前に、ノートに6つの問いを書き出してみてほしい。
たったそれだけで、あなたの仕事は「すぐ動く三流」から、「正しい方向に最短で進む一流」に変わる。
(本記事は、書籍『ゼロからスタートする人のための6か月で結果を出す仕事術』を元に作成したものです)








