「いつかは移住したい」「こんな場所で暮らしてみたい」――実は、夢を思い描くだけでは実現しない。連休終盤だからこそ、次の連休に向けて「計画」を立てていくべきだ。日韓累計45万部を突破したベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)の発売を記念した本記事では、今一番読みたいエッセイを書くライターの柴田賢三氏に、「理想を実現する人生の歩み方についてご寄稿いただいた。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

頭のいい人が「GW最終日」にしているたった一つのことPhoto: Adobe Stock

次の連休に向けて
「計画」を立てる

「俺、京都に移住したい」

 年末、田舎に帰省したときに同級生の一人が何気なく発した一言で、他の仲間も口々に移住の夢を語り始めた。

「俺は沖縄がいいな。あの海を見ながら老後を過ごせたら幸せだよな」

 私たちは50代の半ば。会社員ならあと数年で定年だが、移住の夢を口にしたのは実家の家業や会社を継いだ二代目たちで、地元を離れるわけにはいかない。

 だからこそ、移住の夢が膨らむのだと盛り上がった。

 実は、私にも移住の夢がある。亡くなった父親が生まれ育った漁師町に、兄と相続した古い一軒家があり、そこで暮らしてみたいのだ。

 目の前が漁港で、堤防から糸を垂らせば小魚ぐらいは釣れる。5分ほど歩いたところには地元民しか知らない小さな浜辺や磯もあり、天然の美味い貝もとり放題だ。

 家の裏手には小さな畑もあり、少し手を入れれば簡単な野菜も作れるはず。

“身を置く環境”への
投資を惜しまない

 “人生の指標”となる言葉の数々を収録している本、『人生は「気分」が10割』の中には「『すてきな環境』に身を置く」という項目がある。

 例えば、オーシャンビューのリゾートホテルで始まる一日は普段より気分がいいように、よい空間は心にもよい影響をもたらす。気分がよければ、日常生活にも態度にも好影響だ。(中略)高級感のあるパジャマを身に着ければ、寝るまでの行動も自然と優雅になる。よい環境は好循環のトリガーだ。
――『人生は「気分」が10割』(p.32~33)

 著者のキム・ダスル氏は、「賢い人は、環境がもたらすメリットをよく理解している」として、その投資は惜しむなと説いている。

 私のメインの仕事はフリーライターで、取材もオンラインが主流になってきたから移住しようと思えば、できないことはない。

 しかし、娘は中学に上がったばかりだし、妻もパートで働いてくれている。やっぱり無理だと諦めかけたが、キム氏の言葉が引っかかっている。

 すてきな環境に身を置くことが、今置かれている境遇を変えるきっかけになる。
――『人生は気分が10割』(p.33)

 移住は無理でも、まずは私ひとりで数週間の短期滞在なら可能なのかもしれない。次のお盆休みには、墓参りがてら現地を訪ねてみよう。仕事がうまくいっていない今こそ、“プチ移住”を具体的に計画するチャンスだと思いはじめた。

(本稿は、『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』の発売を記念したオリジナル記事です)

柴田賢三(しばた・けんぞう)
大学卒業後、複数の出版社や不動産会社での社員を経てフリーライターとして独立。週刊誌、月刊誌、WEBメディアなどで記者、編集者を経験した。事件、芸能、スポーツ、サブカルチャーまで幅広く取材に携わり、のちに新聞やテレビでも大きな話題になったスクープをモノにしたこともある。