頭をかかえる男性写真はイメージです Photo:PIXTA

日経平均株価が一時7万円を超えるなど、株高の状況が続いている。また、日銀はさらなる利上げを決定。政策金利を1%程度へ引き上げる。

そんな株高&金利高の状況にもかかわらず、保有している資産が「元本割れ」に陥っている人がいる。しかも、「リスクを抑えたい」と考えて投資信託を選んだのに……。なぜなのか。くわしく見ていこう。(ファイナンシャルプランナー〈CFP〉、生活設計塾クルー取締役 深田晶恵)

日経平均は連日のように最高値更新!
長期金利も上昇……なのに「評価損」

 日本株の記録的な上昇が続いている。日経平均株価は6月17日の終値は6万9902円と連日で最高値を更新した。

 米国株も好調なことから、日本株や世界株の投資信託を持っている人は、大きく残高を増やし、うれしそうだ。

 また、日銀は16日までの金融政策決定会合で、0.25%の利上げを決め、政策金利を1%程度へ引き上げることを決めた。これは1995年9月以来、約31年ぶりの高い水準である。

 政策金利は、金融機関が資金の貸し借りをする際に適用される短期金利。一方、預金金利や住宅ローン金利に影響を与える長期金利(10年もの国債の利回り)は、17日、2.595%をつけた。

 長期金利が2%を超えるようになったのは昨年12月以降だ。長期金利上昇を受け、安全資産としての預金、個人向け国債の金利も上がっているため、「金利のある世界」を実感している人も少なくない。

 ところが、株高、金利高の状況にもかかわらず、保有している投資信託が評価損に陥っているケースが散見される。つまり、今、売ると「元本割れ」になってしまうということだ。

 先日、私のもとへ相談に訪れた人は、評価損が100万円を超えていた。