2025年初め、欧州の右派政治家らは「欧州を再び偉大に」というスローガンの下、マドリードに集結した。ドナルド・トランプ米大統領の保守主義を手本として挙げ、自らを欧州とホワイトハウスの橋渡し役だと自負していた。フランスの国民連合のマリーヌ・ルペン前党首は「われわれ欧州の国家主義者だけが、トランプ新政権と対話できる」と述べた。同氏は、イタリアのマッテオ・サルビーニ副首相やハンガリーのオルバン・ビクトル首相(当時)とともにトランプ氏の大統領選勝利を祝った。だが現在、そうした政治家の多くは米国との橋渡し役を諦めただけでなく、欧州で極めて不人気なトランプ氏から距離を置こうとしている。同氏の存在が政治的な足かせになると見ているためだ。