米アマゾン・ドット・コムのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は、クラウドや人工知能(AI)ビジネスにとって「最大の制約要因」となるのは電力だと指摘している。そうだとすれば、AI分野におけるハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の競争に注目している投資家は、各社がどのように電力を調達しようとしているかを見極めたいと考えることになる。この点で一歩先んじているのはアマゾンだ。同社は世界最大のクラウドプロバイダーであり、過去20年にわたって数多くのデータセンターを建設してきた。データプロバイダーのアテリオによると、アマゾンが米国内で自ら建設した稼働中のデータセンターの消費電力は最大約9ギガワット(GW)に達する。これはノースダコタ州の発電能力に匹敵する規模だ。